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水道水がおいしくなるグラスが誕生!? ~アートディレクター小野良太さん~

水道水をもっと身近に

 

11月30日から12月15日まで、神戸ロフトのエントランスに、爽やかな水色のコーナーが出現していたことをご存じですか?
近づいてみるとそこにあるのは……「神戸市水道局」のロゴをあしらったグラスたち!

 

 

シンプルだけど、どこか懐かしいたたずまいのこのグラス、神戸で活躍するアートディレクターの小野良太さんがデザインしたもの。
なんと、神戸市水道局のオフィシャルグラスなんです。このグラスが生まれたきっかけは、2019年8月に開催された水道水PRイベント「LOVE&WATER」です。

小野さんはイベントのディレクターとして「水道水のある風景」を表現する写真展を企画しました。「水道水って、当たり前すぎて、ふだんあまり存在を意識しませんよね。でも実は、衣・食・住・遊のすべてに欠かせない大切なもの。それをちょっとだけ意識してほしい。そんな気持ちで写真展を企画しました」と小野さん。

 

 

 

同時に、ただ写真を見るだけでなく『水道水を体験』できる仕掛けとして、このグラスを考案したのだそう。

「おいしい食事のとなりに、当たり前のように水道水があるって、いいですよね」

そんな趣旨に賛同してくれた飲食店に「お冷や」を出すグラスとして使ってもらったところ、大好評。「買いたい」「家でも使いたい」という声がたくさん寄せられて、期間限定販売が実現したのです。

 

 

 

「水のまち」をデザインしよう

 

神戸生まれ、神戸育ちの小野さん。これまでは主に東京や大阪でさまざまな企業の広告プロモーションやブランディングに携わってきましたが、2018年8月に神戸デザインクリエイティブセンター(KIITO)内に新拠点「MAQ LAB KOBE」を開設し、本格的に神戸での活動がスタートしました。クリエイターと市民が自由に交流できるKIITOを拠点に、これからも「世の中を動かすデザイン」を発信していきたいと話します。

 

MAQ LAB KOBE  小野良太さん

 

「僕らの小さいころは、みんな蛇口から水をがぶがぶ飲んでいたのに、最近はなんとなくペットボトルを買う人が多いですよね。でも考えてみれば、水道水は安全だし、安心だし、その上安い。環境の時代の今こそ、水道水を飲むって、とてもエコな選択です。このグラスが、そんな選択肢に気づいたり、身近な環境に目を向けるきっかけになればいいなと思います」

そもそも、六甲の豊かな自然に恵まれた神戸は、「赤道を超えても腐らない」と世界の船乗りに愛された名水のまち。神戸の大きな財産といえる「水」が、デザインの力でより魅力的になればいいな、と感じるイベントでした。