• TOP
  • Project
  • Event Report
  • 【イベントレポート】「神戸ふるさと再発見」デザインコンテスト表彰式レポート (最優秀賞受賞者-BROWN&Mandrillus(ブラウン&マンドリル))

Project取り組み

  • Event Report

【イベントレポート】「神戸ふるさと再発見」デザインコンテスト表彰式レポート (最優秀賞受賞者-BROWN&Mandrillus(ブラウン&マンドリル))

9月15日、全65作品が応募された「神戸ふるさと再発見」デザインコンテストの表彰式が神戸市営地下鉄北神線谷上駅で開催されました。

コンテストの結果について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
https://kobecreatorsnote.com/project/2046/

 

本記事では開催された本コンテストの二部門「北神線・里山」「北神線・有馬」の両部門で特徴の異なるデザインを生み出し、最優秀賞を受賞された【BROWN&Mandrillus(ブラウン&マンドリル)】の株式会社ブラウンでデザイナーの玉木洋志さん、株式会社マンドリル代表の深澤宏樹さんに、応募までのプロセスメールインタビューを実施しました。デザイナーの玉木さん、そしてカレー屋さんの深澤さんという異色のコラボレーションで制作した裏側をご覧ください。

 

(1)まずは各部門の最優秀賞作品のご紹介から。

□「北神線・里山」最優秀賞作品

[デザインコンセプト]

神戸といえば港町や六甲山のイメージが先行し、つい神戸であることを忘れがちな里山エリア。このエリアを象徴する写真に「実は、ここ、神戸」というコピーをのせ、ビジュアルと神戸というワードのギャップで興味を持たせるデザインにしました。

審査員コメント

茅葺屋根の写真から里山を連想でき落ち着いた印象に心が和む。(岡崎氏)
同じアイデアは他にもあったが、このポスターが一番シンプルでわかりやすかった。(杉山氏)
オーソドックスだが、目的地がシンプルに伝わっている。(長町氏)

 

□「北神線・有馬」最優秀賞作品

[デザインコンセプト]

市営地下鉄が伸びてお得になり、神戸内でアクセスがよくなって行動範囲が広がることを、神戸市営地下鉄のロゴマークを伸ばしたデザインとコピーで表現しました。伸びて広がった地下鉄のロゴの先には有馬の象徴的な写真を使用し、楽しみが広がることもアピールしています。

審査員コメント

「有馬らしさ」と「三宮からの近さ」が分かりやすい。観光も買い物も、そして温泉も楽しめるという発見がある。(尾山氏)
上部で感覚に訴え、下部でコンパクトかつチャーミングに情報を伝える。見る人の視線が計算されている秀逸なポスター。(杉山氏)

 

 

(2)メールインタビュー

(写真左:玉木洋志さん、写真右:深澤宏樹さん)

Q1:お二人の普段のお仕事を教えてください。

玉木さん:主にはデザイン業務ですが、デザインを作るために必要な業務など、様々です。

深澤さん:普段の仕事は、企画、商品などのプロデュースがメインの仕事です。メインは食品会社様の新商品の企画とプロモーションをさせていただいております。龍谷大学の学食、龍谷大学オリジナル食品のプロデュースも行っています。また、マンドリルカレーというブランドで、カレーの製造、卸、販売業をしております。そのほかには「神戸×カレー」というサイトを企画、運営しております。

https://kobe-curry.jp/

 

 

Q2:今回お二人で制作をされることになったきっかけは?

深澤さん:共に神戸に居を構えるという事で、神戸にまつわるデザインを協力してやってみたいと思い制作をスタートしました。お互いの長所であるデザインや商品のプロデュースなどの経験を活かして、制作を進めていったのですが、電車のヘッドマークになることや、お母さんが喜んでくれる仕事になりそうだ、ということも魅力に感じてました。

 

Q3:お二人の役割分担はどのようにされたのでしょうか。ポスターのデザインはどのような着想から始まりましたか?

玉木さん:最初のブレストは深澤さんのカレー屋(マンドリル)に集まって打ち合わせしました。神戸の様々な思い出・要素をワイワイ言いながら出し合って、イメージを共有するところから始まりました。キャッチコピーの素案はこのタイミングでいくつかできていましたね。あとはデザインを仕上げて「どう?(玉木)」「いいね!(深澤)」って感じでした。

 

Q4:今回の制作において、コラボレーションして良かった点を教えてください。

玉木さん:知った仲同士で一つのモノを構築できた点でしょうか。このコンテストには深澤さんから誘われて、参加することになったんです。普段はコンペが苦手であまり参加してこなかったのですが、深澤さんから誘われたことと、神戸にまつわる内容なら楽しいかも!と思い、やってみようとなりました。そういう意味では、楽しく、肩の力を抜いて取り組めました。それが良かったのだと思います。

深澤さん:玉木さんとは20年近くのお付き合いに、早いもんでなります。はじめは音楽関係で交流を持たせていただきました。神戸育ちの二人という事で、思い出話をしながら、イメージを創れて行けたかと思います。より、神戸のこと、神戸の友人のことを、そしてお互いの家族のことを考えられる時間になりました。

 

Q5:今後のお二人の活動の目標や展開についてお聞かせください。

玉木さん:神戸は地元ですし、新神戸から地下鉄に乗って高校へも通っていました。たまに乗り過ごして谷上で折り返す、帰宅ならぬ北区。。。(笑)
みたいなことも多かったですが、今回の有馬・里山のプロジェクトで、撮影地など、色々見させていただき、谷上や北区の印象が大きく変わりました!今回、たくさんのご縁につなげていただいたことをとにかく実感しました。
今後の活動の目標は、町や人にとっても今の時代にあった方法で、いいコト・モノを作る・伝える、今回私が実感したような、何かをつなぐお手伝いをしていこうと思います。

深澤さん:僕は生まれも育ちも、神戸の兵庫区でして、今も家族5人で兵庫区に住んでおります。今回の有馬・里山のプロジェクトをきっかけに、有馬や谷上にも足を家族で運ぶようになりました。
まだまだ神戸の知らない事が沢山あるなと思います。
今後は、神戸で食に対して学びを深めていき、いいもん価値のあるもの、喜んでくれるものを、生み出してきたいです。

 

 

メールインタビューは以上です。20年以上のお付き合いのあるお二人だからできた異色のコラボレーション。デザイナーの玉木さんと実際に商品を企画、販売している深澤さんのコンビだったからこそ、多くの人に届く内容のデザインにたどり着いたのでしょう。

クリエイター同士のコラボレーションだけでなく、異なる視点を持った方々と一緒に仕事を作っていくことがとても大切なことだと感じました。

 

 

授賞式当日は爽やかな秋晴れ。
北神線に乗って、皆さんもこの秋、北区を訪れてみてはいかがでしょうか。