ものデザインコラボLAB

「ものデザインコラボLAB」は神戸市内のものづくり中小企業を対象に
参加企業が自ら自社の強みを活かした商品企画・開発に取り組むプログラムです。

徹底した自社分析を行いながら、何のために商品開発に取り組み、
どこを目指すのかなど販路を見据えて
商品開発に必要なステップをしっかりとたどりながら商品企画を練り上げます。
最終的には、参加企業が自ら商品を企画し、
デザインを取り入れて商品開発や自社ブランドを立ち上げることができる状態を目指します。

新しい商品を企画したい、自社商品を見直したい
そんなものづくり企業の「本気」を応援します!

 

実施スタイル

  • ▶︎ 講義形式にて各回の説明、解説を行い、参加企業の全体発表及び講師からのフィードバックを中心に行います。
  • ▶︎ 各回用意しているフォーマットを事前に取り組んで頂き、講座に参加いただきます。

回数・講座時間

講座全8回 各2時間

 

目的
目的 2年目開発フェーズ

企画した商品の試作を繰り返しながら、デザインを取り入れてプロダクト、ロゴ、パッケージなど仕上げていきます。
最終的にはカタログやwebなど販売できる状態を整えて展示会やイベント出展など販売、営業活動まで行い、商品を購入できる状態まで目指します。

1年目開発フェーズ

現状の整理、自社の強みと方向性を確立し、実際に商品企画を練り上げます。
2年目に具体的に商品化のフェーズに移行できる状態を目指します。
また商品企画や自社ブランディングのステップ/プロセスを理解し実践できる力を身につけることができます。

 

様子

 

プログラム内容
第1回

自社分析①

【自社・競合・状況を十分に分析する】

自社の現状や他社競合の状況について整理し経営資産を分析します。進みたい先やつくりたいモノを見据えて現状をまとめます。

第2回

自社分析②

【自社と他社のポジションを確認する】

第1回講座で分析した状況を掘り下げ、自社の立ち位置を見つめ直します。自社の事業、商品にとって差別化のキーワードになる単語を拾って、強みと機会を洗い出します。

第3回

市場・顧客のターゲティング

【自社の差別化できる場所を見出す】

自社の商品やサービスの強みを絞り込み、どのような市場を狙うのか。どのような顧客を想定するのか。自社ブランドの方向性を追求し、ターゲットを定めます。

第4回

参加企業訪問

【分析した資料と製造現場の確認】

参加企業の会社、工場を実際に訪問し、製造状況をヒアリングし、商品企画に向けたアドバイスを行います。

第5回

コンセプト固め

【「自社の想い」や「志」を軸にビジョン設計を行う】

こうなりたい自社の姿、こうありたいモノづくりへの想い、自社や商品のブランドコンセプトを固めます。

第6回

商品企画①

【商品のアイディアと発想を繰り返す】

基本コンセプトから新商品のアイディアや発想を繰り返すブレストを行います。アイディアを出し、つくりたいものを企画します。

第7回

商品企画②

【コンセプトを満たす事業(商品/サービス)を考える】

自社のコンセプトを満たす商品やサービスは、どんなビジュアルイメージ(世界観)になるか考えます。イメージした方向性でぶれはないか、もう一度考えてみて、開発する商品を確定します。

第8回

企画プレゼン演習

【ブランドコンセプトの確立】

これまでのまとめとして、つくりあげた商品企画を軸に、なりたい自社の姿、作りたいモノについてプレゼンし、今後の展開についてのアドバイスを受けます。

 

金谷勉

講師

金谷 勉(カナヤ ツトム)

1971年大阪府生まれ。京都精華大学人文学部を卒業後、 企画制作会社、広告制作会社を経て、1999年にデザイン会社「セメントプロデュースデザイン」を大阪にて設立。
企業の広告デザインや商業施設のビジュアル、ユニクロ「企業コラボレーションTシャツ」コクヨの博覧会「コクヨハク」星野リゾートアメニティ開発などのディレクションなどに携わる傍ら、自社商品の開発・販売を行う。2011年からは、全国各地の町工場や職人との協業プロジェクト「みんなの地域産業協業活動」を始め、500を超える工場や職人たちとの情報連携も進めている。
経営不振にあえぐ町工場や工房の立て直しに取り組む活動は、テレビ番組『ガイアの夜明け』(テレビ東京系列)や『NHK WORLD』(NHK)、テレビ番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京系列)で取り上げられる。各地の自治体からの勉強会や講演の依頼も多く、年間200日は地方を巡り、京都精華大学や金沢美術工芸大学でも講師を務める。
著書「小さな企業が生き残る」日経BP