2020.09.15
本市では、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一定の制約がある生活の中で、あらためて神戸の「里山」や「有馬」を楽しんでいただくことを「神戸ふるさと再発見」と称し、withコロナの時代における新たな暮らし方として提案しています。
今回、6月に市営化された市営地下鉄北神線を利用して、神戸の魅力あふれる里山や有馬をより身近にお楽しみいただくことをPRするため、市内のデザイナーやクリエイター等を対象に『キャッチコピー・ポスターデザイン案』を募集しました。
応募総数65作品の中から、審査員による審査を経て受賞作品が決定し、本日谷上駅で表彰式が執り行われました。
最優秀作品は、地下鉄車両のヘッドマークに掲出するほか、神戸市営地下鉄全駅や市内施設にも掲出いたします。
受賞者
BROWN&Mandrillus(ブラウン&マンドリル)
制作者コメント
神戸といえば港町や六甲山のイメージが先行し、つい神戸であることを忘れがちな里山エリア。このエリアを象徴する写真に「実は、ここ、神戸」というコピーをのせ、ビジュアルと神戸というワードのギャップで興味を持たせるデザインにしました。
審査員コメント
茅葺屋根の写真から里山を連想でき落ち着いた印象に心が和む。(岡崎氏)
同じアイデアは他にもあったが、このポスターが一番シンプルでわかりやすかった。(杉山氏)
オーソドックスだが、目的地がシンプルに伝わっている。(長町氏)
受賞者
BROWN&Mandrillus(ブラウン&マンドリル)
制作者コメント
市営地下鉄が伸びてお得になり、神戸内でアクセスがよくなって行動範囲が広がることを、神戸市営地下鉄のロゴマークを伸ばしたデザインとコピーで表現しました。伸びて広がった地下鉄のロゴの先には有馬の象徴的な写真を使用し、楽しみが広がることもアピールしています。
審査員コメント
「有馬らしさ」と「三宮からの近さ」が分かりやすい。観光も買い物も、そして温泉も楽しめるという発見がある。(尾山氏)
上部で感覚に訴え、下部でコンパクトかつチャーミングに情報を伝える。見る人の視線が計算されている秀逸なポスター。(杉山氏)
受賞者
山崎明弘氏(山崎デザイン事務所)
審査員コメント
テンポ良いコピーと、茅葺住宅が印象的。穏やかな休日の雰囲気を感じ取れ、行ってみたいと思わせる。(尾山氏)
受賞者
仲村友樹氏(株式会社イディー)
審査員コメント
すべての情報がありわかりやすい。フライヤーにも最適なデザイン。(長町氏)
受賞者
松崎裕太氏
審査員コメント
心が下向きがちな今、ポジティブなメッセージが響く。(杉山氏)
受賞者
仲村友樹氏(株式会社イディー)
審査員コメント
読みたくなるポスター。どのコピーもいいのだが、要素が多く伝えたいことが散らばった印象があるので視線の流れを考えたい。(杉山氏)
受賞者
山崎明弘氏(山崎デザイン事務所)
審査員コメント
温泉の存在と、三宮からの近さが分かりやすい。シンプルで、ふらっと行ってみようかと思わせる。(尾山氏)
受賞者
江藤洋平氏(コウベビューティー株式会社)
審査員コメント
日常の会話の一コマが想像できるような、キャッチーで分かりやすい表現になっている。(岡崎氏)
尾山 基 氏 神戸観光局会長(株式会社アシックス代表取締役会長CEO)
岡崎 忠彦 氏 株式会社ファミリア 代表取締役社長
杉山 恒太郎 氏 株式会社ライトパブリシティ 代表取締役社長
長町 志穂 氏 株式会社LEM空間工房 代表