お知らせ

2025.10.31

〈イベントレポート〉クリエイティブミートアップ神戸2025

アンカー神戸にて神戸クリエイターズノートイベント「クリエイティブミートアップ神戸」が開催されました。
「神戸の企業が感じているクリエイティブの課題」をテーマとした企業参加型プレゼンテーションの様子を中心にお届けいたします。当日は80名以上のクリエイターや神戸の企業が参加され、クリエイティブ事業への注目度の高さが伝わる機会となりました。

-イントロダクション-

オープニングのご挨拶として神戸市経済観光局新産業創造課 オープンイノベーション専門官 中村 和裕氏から、「神戸市のクリエイター支援・企業支援の取組み」
についてお話しいただきました。

「〈もっとデザイン都市・神戸〉を推進していくために」
震災からの復興を経てこれからの神戸づくりに必要な力は「デザイン」であり「創造性」であるという方向性を示していただきました。また、企業とクリエイターとの協業を増やすための神戸市の施策と注力していくべきポイントや課題などもお話しいただきました。

 

-第1部-

デザインを活用して神戸を盛り上げていくにはどのような視点が必要なのか。神戸の企業が感じているクリエイティブの課題についてプレゼンテーションが行われました。

ご参加いただいた方々

■株式会社 安福又四郎商店」企画・広報 安福 愛氏

■日本テクノロジーソリューション株式会社 コーポレートコミュニケーション室 尾上 美咲氏

■ペタビット株式会社デザイン課 課長 中村 智美 氏

■ネスレ日本株式会社 デジタル&Eコマース本部 デジタルCX開発部 部長 高田 耕造 氏

 

株式会社 安福又四郎商店  企画・広報 安福 愛 氏

現在取り組まれている「食 を 醸 す」をコンセプトとしたアルコール事業、ノンアルコール事業のご紹介や、デザイン・制作会社に勤務されていたご自身のご経歴をお話しいただきました。クリエイティブの観点を大切にしながら安福又四郎商店の企画・広報を行われている点や、新規事業の立ち上げの際に神戸クリエイターズノートをご活用いただいた時のエピソードもご紹介いただきました。

安福 愛 氏が感じるクリエイティブ課題

・デザイナーをどう探せばよいかわからない企業が多いのではないか

・デザイナーとのやり取りの中で想いを伝える難しさを感じている

 

株式会社 安福又四郎商店コーポレートサイト

https://matashiro.jp/

神戸クリエイターズノート参考レポート:新たな商品に命を吹き込むコラボレーション
老舗酒蔵「安福又四郎商店」×モノとヒトをつなげるデザイナー「すみかずき」

https://kobecreatorsnote.com/report/3201

 

 

日本テクノロジーソリューション株式会社 コーポレートコミュニケーション室 リーダー 尾上 美咲氏

お二人目は日本テクノロジーソリューション株式会社の尾上氏に登壇いただきました。パッケージ事業やメディア事業、アライアンス事業についてと、自社のクリエイティブ部門の課題もお話しいただきました。制作者側の参加者には参考となる内容も多かったのではないでしょうか。安福氏と同じく神戸クリエイターズノートをご活用いただいた時のエピソードもご紹介いただきました。

尾上美咲氏が感じるクリエイティブ課題

・自社のクリエイティブ部門やインハウスのリソースに限りがある

・斬新な企画や新しい表現を生み出す難しさ

 

日本テクノロジーソリューション株式会社 コーポレートサイト

https://www.solution.co.jp/

神戸クリエイターズノート参考レポート:震災の記憶を未来へ繋ぐ、日本酒パッケージへの挑戦

https://kobecreatorsnote.com/report/8441

 

ペタビット株式会社 デザイン課 課長 中村 智美 氏

続いてはクリエイティブ制作とUI/UXデザイン事業を展開されているペタビット株式会社の中村 智美氏にお話しいただきました。神戸でエンジニア、プロデューサー、デザイナー、マーケターが在籍されている会社とあってデジタルコンテンツ制作に注目されている方は特に参考になったのではないでしょうか。お話の中でクリエイティブ案件の受注側としてだけではなく、発注者側としてお仕事を依頼される場合もあるためその際のポイントなどもご紹介いただきました。

中村 智美氏が感じるクリエイティブ課題

・需要があるのにお互いを見つける場がない

 

ペタビット株式会社 コーポレートサイト

https://www.petabit.co.jp/

 

ネスレ日本株式会社 デジタル&Eコマース本部 デジタルCX開発部 部長 高田 耕造 氏

4人目はデジタルコミュニケーション分野を中心としたお仕事のお話と、個人としてもユニークな活動をされている高田 耕造 氏に登壇いただきました。 成熟・成長のプロセスやネスレ日本株式会社 というチームの中でどう力を発揮してきたかなど、ご自身の経験をもとに様々な角度からご紹介いただきました。あらゆるビジネスシーンで基本となるコミュニケーションのあり方について情報の発信者と受け手の関係のお話が印象的でした。

以上4名のみなさまそれぞれの視点で商品開発や製造・ものづくり、デジタルマーケティング領域を中心にデザインとの接点についてお話していただきました。


神戸の企業が感じているクリエイティブの課題について、クリエイターの皆さんは興味深く聞かれていました。


-第2部-

イベントの締めくくりとなった第2部の交流会では、活発な意見交換や名刺交換が行われました。業種を越えた対話を通じて、参加者同士の理解が深まり、新たなつながりが生まれる時間となりました。
こうした出会いが、今後の協業や新しい取り組みにつながっていくことを期待しています。

 

最後に

「KOBE CREATORS NOTE」では、今後も神戸の企業とクリエイターが出会い、ともに価値を生み出していく機会を継続して提供してまいります。マッチング支援や事例紹介、ネットワークづくりなどを通じて、地域に根ざしたつながりを育んでいきます。
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
これからも「KOBE CREATORS NOTE」を通じて、神戸に新しい出会いと創造の輪を広げていきましょう。